New3DS XL コントローラー拡張ボードの取り付け方法
・注意点
本体分解時には適した規格の+ドライバー(PH-00)を用意してください。裏カバーの2つのネジのみPH-0です。
合わないドライバーで無理にネジを外そうとするとネジ穴が潰れて分解できなくなります。
舐めてしまった場合は軽度であればネジ滑り止め液を塗ることで摩擦が強くなり外しやすくなります。
キャプチャーボードとコントローラー拡張ボードを併用して取り付ける場合は、キャプチャーボードを先に取り付けて動作確認を行ってください。
コントローラー拡張ボード取り付け後にキャプチャーの配線ケーブルが奥まで刺さっておらず接触不良があった場合にやり直しをする際、
コントローラー拡張ボードの配線まで外さなければならなくなってしまい非常に面倒なことになります。
Loopy 3DS Captureは充電部の配線2本と音声用フレキのラッチ1箇所を付け直すだけなのでやり直しもそれほど面倒ではありません。
充電部配線(白と黒の2本)は付けなくても充電ができないだけなので動作確認はできますが、基板にそのコードの先が触れると電流が流れて基板が故障する可能性が高いため、
絶対に基板に触れないようにテープなどで覆ってください。
・必要な工具
・+ドライバー PH-00 おすすめ
・はんだごて(極細のコテ先、温度調整機能付き350~400℃推奨。) おすすめ
・極細はんだ(鉛フリーでなく有鉛の方が溶けやすく使いやすい) おすすめ
・液状フラックス おすすめ
・耐熱カプトンテープ(なければマスキングテープや紙テープで代用可能) おすすめ
・テスター(はんだの導通確認用。安物でも十分です。なくても作業可能ですが、確認作業が大変になる可能性があります) おすすめ
・マイクロニッパー おすすめ
・UVハードレジン、UVライト(100均/ダイソー等の製品でも使用可能。無くても可) おすすめ ライト
・デザインナイフ、ヤスリ(100均/ダイソー等の製品でOK。Type-Cポート露出用の穴の研磨に使用) おすすめ
・ドリル(TypeCシェルを使う場合は不要。3.5mm推奨。ビットだけ購入してドリルはホームセンターでレンタルするのも良いです) おすすめ
New 3DS XL Controller Expansion Board InstallKit
まずLoopyのNew 3DS LL Captureのインストールガイドを確認しながら同じようにケースの加工、上画面と下画面のフック型フレキケーブルを配線してください。
既にキャプチャーボードまで取り付けられている場合は充電用の配線とオーディオ用のフレキと繋がったラッチを外し、ボードを一旦取り外してください。
https://3dscapture.com/install/index.html
左の本体裏カバーの写真の赤い四角のところをニッパーでカットします。
赤い丸のところはTypeC端子を露出するための穴です。
可能であれば3.5mmドリルで穴を開けて加工し、デザインナイフやヤスリで整えると見た目が良く仕上がりますが、道具が無かったり面倒ならニッパーとエンドニッパーを使って四角く切り抜いても問題ありません。
ただし大きくカットしすぎるとコネクタ基板のストッパー代わりにならなくなってしまいます。大きく切り抜き過ぎた場合抜けてしまわないようにUVレジン等で補強が必要になります。
右側のコントローラー拡張ボード端子部は同梱のTypeCコネクタシェルを使うことで穴開け加工の手間を減らすことができます。
コントローラー拡張ボードの取り付けのために写真のようにカットします。
カットが雑で尖っていたりするとフレキケーブルの断線の原因になるため、根元までしっかりカットしてください。
左下のカードスロット部周りのカットがされていないまま本体に組み込もうとするとフレキケーブルが圧迫されて断線しますので必ず忘れずにカットしてください。
※Type-C シェルを使う場合
同梱のTypeCシェルを使うとドリルの穴開け作業が不要になります。
写真の赤い丸のところをニッパーで写真のようにカットします。
外側は赤い線に沿ってカットして下までカットしてナイフやカッターでなるべく平らにしてください。
シェルがうまくハマらない場合は本体側かシェルの干渉する箇所をカッターやヤスリなどで少しだけ削ってはめてください(削りすぎるとガタが出ますので注意)
取り付けは最後に行いますのでこの時点では加工だけ行います。
※Type-Cシェルを使わず穴開けをする場合の作業
Type-Cポート穴開けサポートガイドは奥までしっかり差し込んで取り付けてください。
ドリルが外れて身体に刺さって怪我をする可能性がありますので十分に気を付けながら作業を行ってください。
電動ドリルを使う場合はビットの先端をガイドの左右の端に合わせて穴を開けます。ガイドが奥まで入っていないと穴の位置もずれてしまうため気を付けてください。
穴に合わせてペンで位置と大きさをマークして外してから加工する方がやりやすい方もいるかもしれませんが、ドリルの先端が外れやすいのでガイドを使った方がよいと思います。
左右の穴を開けたらニッパーでその間を挟んでくり抜いて、サポートガイドを付けたり外したりしながらデザインナイフやヤスリで穴の形状を整えてください。
コントローラー拡張ボードのTypeCポートは楕円に近い形ですが、3DS CaptureのTypeCポートは四角に近い形なので角のRをもう少し削る必要があります。
穴に対してType-Cポートの先端が入り込むように加工します。
Loopy 3DS Captureの音声用の小型フレキケーブルを先に取り付けます。
microUSBタイプのキャプチャーボードではこの作業は発生しません。
先にコントローラー拡張ボードの基板取り付けまでしてしまうと、後からこのフレキケーブルを取り付けるのが困難になってしまいますので忘れないように先に取り付けてください。
この時点でもまだキャプチャーボードは取り付けません。
写真の赤丸の部分にはんだ付けをするため、はんだが乗りやすくなるように液状フラックスを塗ります。
microUSBタイプのキャプチャーボードでは写真の矢印の位置のコンデンサにリード線が繋がっているはずです。
はんだを当ててリード線を外してください。
左側の基板のテストポイントにはんだを盛ってフレキケーブルとはんだ付けをしていきます。
ボタン用の基板はCスティックのラッチを外して裏返してテープ等で仮止めすれば基板を外さなくてもはんだ付けができますが、やりにくいようでしたら基板同士繋がったフレキのラッチを破損しないように慎重に外してからはんだ付けしてください。
右のカードスロット上のフレキ配線をします。
U,D,R,Lの位置をぴったり合わせてからはんだ付けしてください。
左から十字キーの上、下、右、左の配線となります。
ズレがないのを確認してください。
どこか一箇所にはんだを付けて仮固定してから残りをはんだするのが良いです。
この時点ではX、Y、GNDのところはまだはんだ付けをしないでください。
(先にはんだ付けしてしまうと次のL、ZLの位置合わせがやり辛くなるため)
ZL、Lの位置を慎重に合わせてはんだ付けをします。
左がZLボタン、右がLボタンです。
キットのバージョンにより、LとZLを横並びにしているものと、ZLを左上にしているものと2種類あります。
左右は違うボタンですが上下の縦並びは一番上以外は導通していますのでどちらに取り付けても問題ありません。左上のチップコンデンサの下側に繋がっても構いません。
ここは取り付けがやや難しいですがズレや隣とのショートに気を付けてください。
ショートするとL、ZLをどちらを押しても両方同時に押されるようになってしまいます。
出荷時には接地面側にはんだボールを作ってありますが、やり直してボール状でなくなった場合は、
はんだを少し当てて小さなはんだボールを作ってください。
Rev2では、はんだボールは作らず基板側にはんだボールを作り、フレキの穴をその位置に合わせてはんだ付けを行ってください。
取り付けたら3DSのGND(カードスロットの金属部等)とテスターで計って抵抗値を確認してください
(先ほどはんだ付けしたU,D,R,Lの抵抗値とまったく違う値だとはんだ付けできていません)
テスターが無くはんだも失敗していると何度も本体の電源を入れて確認しないといけなくなり面倒です。
問題なければその下のX、Y、GNDをはんだ付けして配線します。
X・Yはスライドパッドの配線になっています。
※microUSBタイプキャプチャーボードのみ
写真のコンデンサの左の位置にフレキケーブルのGNDと書かれたところが覆い被さるので、
はんだを盛ってコンデンサとフレキケーブルを繋げてから最初に外したリード線をフレキケーブルの上から当てて繋げます。
コンデンサとフレキケーブルが繋がっていないとボタンが正常に動作せず、コンデンサとリード線が繋がっていないとキャプチャーボードの映像が映らなくなります。
3つが繋がるようにはんだをつけてください。
※Rev1用の改良パーツを取り付ける場合
写真のようにフレキケーブルをセットして基板の「B7」のピンにはんだ付けで取り付けてください。
元々付いていた「HM」と印字された部分はハサミなどでカットしてください。
※Rev2以降
フレキケーブルのHMの先端をラッチの中に差し込み、フレキケーブルをなるべくラッチの左側に寄せておきます。
3DS本体のホームボタンのフレキケーブルを"上"に重ねて差し込みます。
コントローラー拡張ボード基板のB7端子と3DS本体のGND(カードスロット等)がショートしていたらフレキケーブルをまっすぐに抜いてやり直してください。
※Rev1のみ
難しいHOMEボタンの配線です。
左の写真のように左端の金属部を除いた右の金属部分を耐熱カプトンテープで覆ってからフラックスを塗布します。
カプトンテープを持っていなければマスキングや紙テープ、布テープでも構いません。
セロハンテープはすぐ解けるので使わないでください。
そしてホームボタン配線の先にはんだボールを作ってください。
4つの金属部が並んでいるところの左端にはんだ付けします。(下の写真の"7"の文字の上の金属部)
取り付けたらテスターでコントローラー拡張ボードのB7端子と3DSのGND(すぐ左の四角)を当ててショートしていないかを確認してください。
ショートさせてしまうとホームボタンが常時押し続けた状態で使用できなくなってしまいます。
はんだが隣に流れてショートしてしまったらフラックスを塗ってはんだ吸い取り線で吸ってください。
SDカードスロット下のタッチパネル用の配線です。
左端が浮きやすいので浮かないように細いもので押しつけながらはんだ付けしてください。
Loopyの3DS Capture基板をここで取り付けます。
充電端子への2本と下の音声用のフレキも忘れずに接続します。
ネジで固定までしてください。
※TypeCシェルを使う場合
写真の向きで基板の裏側にフラックスを塗りフレキケーブルをはんだ付けします。
写真のようにフレキ一面が格子状になっている面を向けますので間違えないでください。
フレキケーブルを繋いだらTypeCシェルにTypeC基板を押し込んではめ込みます。
※TypeCシェルを使わない場合
Type-Cコネクタ基板をそのままだと長くて収まらないため、基板の端をニッパーでカットします。
TypeCシェルを使って組み込む場合はカットは不要です。
基板の幅(TypeC端子ではなく基板の幅)を12.7mm前後にします。
USB用のフレキケーブルとTypeCコネクタ基板を、基板とフレキの印字が同じになるようにしてはんだして繋げます。
コントローラー拡張ボードのTypeCポートはこのように取り付けます。
基板の表裏が逆になるとフレキシブルケーブルも逆向きになってしまうため、写真の向きで取り付けます。
UVレジンを少しだけ付けて固めると良いですが使わなくても余程穴が大きく開けてなければ抜けたりはしません。
あまりレジンを盛りすぎると組み込む時に干渉してしまいます。
基板とType-Cポートの配線を繋げます。
基板とフレキケーブルの穴の位置を合わせてはんだ付けしてください。
ピンセットなどで抑えながらはんだ付けすると良いです。
正しく取り付けられていないとPCでUSBデバイスとして認識しません。
GNDだけは四隅のどこかがはんだで繋がっていれば導通しますので小さい穴にはんだしなくても問題ありません。
V、D-、D+はすべて繋がっていないとUSBデバイスとして認識できません。
一旦裏カバーを取り付けてバッテリー周りのネジだけ取り付けて(ネジしないとバッテリーが浮いて電源が入らない)、
USB接続して3DS Controllerですべて反応するか確認してみてください。
ホーム画面でもSTARTとSELECT以外はボタン、スティック、Cスティック、タッチの動作確認ができます。
特にホーム、L、ZLが取り付けにくいので反応をしっかり確認してください。
アイコンを最小表示しているとZL、ZR、ホームの反応が確認できないため、大きな表示モードに戻してください。
すべて問題ないようでしたらケースをすべてネジ止めしてしまってください。
タッチはタッチコントロール設定からキャリブレーションを行って補正してください。
3DS Controllerのタッチキャリブレーションでは、中央の赤い十字になるべく重なるように調整してください。
赤いラインは調整用の目安であり、3DSで引いたラインの中央に重なっていなくても青いラインが赤いラインにかかっていれば問題ありません。
Xは値を下げると左、値を上げると右に、Yは値を下げると上、値を上げると下に補正します。
特定のボタンが反応しない場合はこちらも見て、該当のボタンの配線のはんだを確認してみてください。
Bボタンははんだが甘いと外れやすいのでしっかり取り付けてください。
USBを接続してもWindowsの認識音すら鳴らない、またはデバイスマネージャで⚠マークが出ている
まず通信用のTypeC - TypeAケーブルを使用しているか確認してください。充電専用またはTypeC - TypeCケーブルでは接続ができません。
ケーブルが問題無い場合はTypeCコネクタ基板のフレキケーブルとボードのはんだの導通ができていませんので確認してください。
USB接続はできているのにどのボタンも効かない
カードスロットの上のGNDが繋がっていません。はんだを盛ってコンデンサのGNDと繋がるようにしてください。
接続すると電源ボタンなどが勝手に押されてしまう
コントローラー拡張ボードのGNDと3DSのGNDが接続されていない状態だと発生します。
ホームボタンが効かない
本体のホームボタンは反応する場合は配線ができていません。本体のホームボタンも反応しない場合ははんだ付けがGNDとショートしており、常時押され続けている状態です。
一旦ホームボタンの配線を剥がしてフラックスを塗ってからはんだ吸い取り線ではんだを吸い取ってから配線してみてください。
基板のB7という端子と3DSのGNDをテスターで計って0Ωの場合はショートしています。
microUSBタイプのキャプチャーボードの映像が映らない
キャプチャーボードのGND用のリード線が本体基板のGNDと繋がっていない可能性があります。
タッチ操作が左端または上の端しかタッチできない
microSDカードスロット下の4点のTPのどこかが浮いて繋がっていない、もしくはタッチ制御用のICの接触不良が発生しています。
microSDカードスロット左のICの足にフラックスを塗り、はんだを付けていない状態のはんだこての先でICの足にはんだを当てていくと改善する可能性があります。
もしはんだがブリッジしてしまった場合は吸い取り線で吸い取りってからはんだを少し付け直してください。